ジェンダーと開発

ジェンダーと開発

ジェンダーと開発 メーリングリスト

「ジェンダーと開発」に興味のある方、どうぞ登録して下さい!
このメーリングリストはJOCVやNGOなどのメンバーとして各国で活躍されている(されてきた)方々と
「ジェンダーと開発」や「社会調査の手法」、「悩み」などを自由に語り合い、情報を交換することを目的に作りました。
fujikake-jocv@freeml.com

ジェンダーと開発 関連文献紹介

文献名 一言メモ
Boserup, Ester (1970) Women’s Role in Economic Development, New York, St.  Martins Press. WID/GADを学ぶ上での必読本。
Mohanty, Chandra Talpade (1997) “Under Western Eyes: Feminist Scholarship and Colonial Discourses,” in Anne McClintock et al., Dangerous Liaisons: Gender, Nation, and Postcolonial Perspectives, Minneapolis: University of Minnesota Press, 255-277.
ホーン川嶋 瑶子(訳)1993 フェミニズム研究と植民地主義言説 : 西洋の目日米女性ジャーナル, Vol.15(19931200) pp. 91-120 .
開発援助研究やジェンダーと開発研究に対し、「西欧」を理論と実践における第一の参照対象とし、他者を非西欧としてコード化することにより(暗に)自分自身を西洋とコード化し、研究・実践を展開していること、そして、第三世界における物質的・歴史的多様性を植民地化し、西欧ヒューマニスト言説の権威の中で議論を展開してきたこと、その結果、女性は「抑圧の共有」を基礎に単一のグループとして特性づけられてきたとを批判した。
Chant, Sylvia (2007) Gender, Generation and Poverty: Exploring the ‘Feminization of Poverty’in Africa, Asia and Latin America , UK, USA:Edward Elgar Publishing Limited . 貧困の女性化を多面的に分析した書籍です。
Diane Elson (1995) “Male bias in macro-economics: the case of structural adjustment, Dian Elson (ed.) Male Bias in the Development Process, Mancheste164-190. 構造調整政策とジェンダーについて論じた論文。
Diane Elson (1995) “Household responses to stabilization and structural adjustment: male bias at the macro level”, Dian Elson (ed.) Male Bias in the Development Process, Manchester: 211-252. 構造調整政策とジェンダーについて論じた論文。
藤掛洋子(2001)「農村女性の性と生殖に関する意識とその変化をめぐる一考察―パラグアイ共和国カアグアス県農村部S村の女性たちの事例から―」、財団法人アジア女性交流・研究フォーラム編、『アジア女性研究』第10号:6-12。 農村女性の性と生殖に関する意識変容を考察したものです。
藤掛洋子(2001)「プロジェクトが住民女性にもたらした質的変化の評価にむけて―パラグアイ共和国S村の住民女性が実施した生活改善プロジェクトの事例よりー」、『日本評価研究』:29‐44。 質的評価評価のあり方について考察したものです。
藤掛洋子(2003) 「パラグアイ農村女性の性と生殖に関する意識とその変化―農村女性の家族計画の「語り」と「実践」を手掛かりに(1994年―2001年)―」根村直美編『ジェンダーで読む健康/セクシュアリティ-健康とジェンダー2』明石書店:85-115。 宗教と女性の生殖について、文化相対主義の観点から考察したものです。
藤掛洋子(2001)『人口問題に関する国際会議の論点の評価・分析―リプロダクティブ・ヘルス/ライツの議論を中心に―』、国際協力事業団国際協力総合研修所. ラテンアメリカ、そしてパラグアイの女性政策の変遷と課題について考察したものです。
藤掛洋子 (2002)「国際協力の現場でジェンダー視点を持つ意味」他、国際協力事業団青年海外協力隊事務局クロスロード2002年12月号:68-78。 国際協力活動にジェンダー視点を取り入れることの意味について、青年海外協力隊の事例を元に紹介したものです。
藤掛洋子編著(2003)『人々のエンパワーメントのためのジェンダー統計・指標と評価に関する考察―  定性的データの活用に向けて―』、国際協力事業団国際協力総合研修所.
藤掛洋子(2007)「パラグアイの農村女性-日常実践とエンパワーメント」、『朝倉世界地理講座第14巻 ラテンアメリカ』、坂井正人・鈴木紀・松本栄治編、朝倉書店、p.342-350。12 藤掛洋子(2007)「グアラニー 先住民族女性が創りだす二一世紀」、『講座世界の先住民族 ファースト・ピー  プルズの現在 08 』、綾部恒雄/監修、黒田悦子・木村秀雄編著、(明石書店)、pp.251-268。
藤掛洋子・上村協子(2003) 国際開発協力と家政学ー南米パラグアイ共和国における生活改善プロジェクトの事例よりー、東京家政学院大学紀要人文社会科学系:107-127。 家政学の視点から国際協力に関わった事例の分析です。
マキシーヌ、モリニュー(藤掛洋子訳)(2003)「<解放なき動員を問う>ニカラグアにおける女性の利害関心、国家、そして革命」、お茶の水女子大学ジェンダー研究センター(編)、『ジェンダー研究 』第6号:123-140。 女性の利害関心に関する古典の日本語訳です
村松安子(1997)「女性と開発:理論と政策的課題」、西川潤(編)『社会開発―経済成長から人間中心型発展へー』有斐閣選書:130-170。

開発 関連文献紹介

Bryant, C., & White, L. G. (1982) Managing development in the third world, Boulder, CO: Westview Press.

受講生コメント

日日是好日 青年海外協力隊 in カメルーン ~出発まで編~
2008年4月23日

この日は初めて食事当番に当たりました。
訓練所では食事は作ってくれるのだけど、食器を洗うのはみんなの仕事です。当番制で10人ずつ回していて今日は僕の番でした。なかなか大変でした。

この日の15時10分からの講座は「ジェンダーと開発」について。元協力隊員で東京家政学院大学の藤掛洋子先生が講師でした。これ、個人的にめっちゃ面白かったです! 先生の現地での活動が元になっている講義で、本当に実践的で考えさせられました。
例えば、妊産婦死亡率が高い地域にてその死亡率を下げるための活動をしに行くとします。さて、どういうアプローチを取ればいいのか。正直、正解のアプローチはありません。こういう活動に答えはない。でも先生の事例、その死亡率を下げるための直接的な活動(家族計画とかコンドーム着用を勧めたりとかそういうの)を無理してするのではなくて、相手の住民たちがやりたいこと(ジャムを作るなど)を助長して一緒にやっていくことにより、住民たちが色んな経験をする上で視野が広がっていき、何年後かには自分たちで家族計画について話し合うようになる、という事例は本当に参考になりました。

講義のあと、先生に話を聞きに行ったら10人くらいの人が集まっていてみんなで話していました。そこでの先生の一言、「協力隊は協力するのではなくて、相手に協力してもらって活動する」。響きました。こういうスタンスでできたらなと思います。

ジェンダーと開発 リンク

英語論文を読むときに知っておくと楽な言い回し

以下に示す表現は、英語の論文を読むときに、「あれっ、これはなんだったけ」と、藤掛自身がいつも辞書をひいてきたものです。はじめて長文の英語を読む学生さんへのあくまでもの参考ですので、必要に応じ、辞書や専門書などで確認するようにして下さい。
Ad hoc :「特にある問題についての」「その場限りの」(ラテン語の「formed or created with a specific purposes」「for the specific purpose or situation」)
Status quo: 「現状」(ラテン語で「The current or existing state of affairs」)
De Facto: 「事実上の~」(ラテン語では「actual」「in practice」)
pros and cons:「賛否両論」、「是非」
Vis-a-Vis:「~に対して」「~に関して」(フランス語の「Face to Face」)
Cul-de-sac:「袋小路」「行き止まり」(英語では「bottom of sack」)
Per se :「本質的に」「それ自体は」(ラテン語で「by itself」「intrinsically」)
self-evident:自明の(形容詞)、self-evidently(副詞)、self-evidence(名詞)
a priori: 〔哲学〕 先験[先天]的な(に)、アプリオリに、,〔論理学〕 演繹的な、(に)
inter alia:なかんずく、特に(副詞)
let alone:[通例否定文で用いて] …はもちろんのこと, …は言うまでもなく
panacea:万能薬