9月30日パラグアイ・ブラジル渡航25日目!

¡HOLA! 鈴木泰輔です。
 
昨晩から私たちはイグアス移住地に滞在し日系の方々のお宅にホームステイさせていただいています。
私がホームステイさせていただいているご家庭はなんとカラオケを経営されているお宅でした!昨晩もイグアスの方々と一緒にカラオケを楽しませていただきました。歌はもちろん日本の曲です(笑)
 
さて、今日は午前中イグアス移住地において主要な施設をいくつか見学させていただきました。
 
はじめに行ったのがイグアスの農協で、農協では組合の活動紹介をしてもらいました。組合員が農業を行うためのサポートや現地パラグアイ人との協力をどのように行っているか説明していただきました。
イグアス移住地は不耕起栽培という農業方法を始めた場所です。不耕起栽培とは収穫後の作物の葉や茎をそのまま放置し、耕さずに次の作物を育てる方法です。これにより土壌表面に有機物が堆積し、より栄養が保持された土壌が維持されるとのことです。農協の前には不耕起栽培発祥の記念碑も設置されていました。
 
その後日本人会館に移動し、イグアス移住地の歴史やコミュニティを維持するために行っている活動を説明していただきました。興味深かったことは最近イグアスが観光業に力を入れ始めているという点です。イグアスは立地的に観光に向いている土地で、西に車を走らせれば首都アスンシオン、東に行けば1時間ほどでパラグアイ第2の都市シウダ・デル・エステ、そしてすぐにブラジル、南に行けばパラグアイ第3の都市エンカルナシオン、そしてアルゼンチンに行けるなど、他の国への旅行も含めて観光的にとてもいい条件が揃っているためイグアスを拠点に南米を旅行する人も多いとのこと。
個人的にパラグアイは観光への関心が薄い国だと感じていたのですがイグアス移住地から観光業への意識が強まれば国の経済にとっても良いのではないかと思いました。
 
そしてそのあとイグアス移住資料館を見学しました。まだ森林だったイグアスを開拓するときの写真や移住してきた人たちが日本から持ってきたものが展示されていました。
昨年には日系移住80周年を記念して眞子内親王もパラグアイを訪れ、この移住資料館にも来られたそうです。
 
午前中の見学の後はホームステイ先の家族と一緒に昼食を取りました。
レストラン出てきたものはなんと、、、
 
 
¡¡ラーメン!!
 
まさかパラグアイでラーメンが食べられるなんて!!
感動に浸りながらラーメンをいただきました。めちゃ美味しかったです。
 
 
そして午後はイタイプダムを見学しました。
このダムはパラグアイとブラジルが共同経営しています。ここでパラグアイ国内において消費される全ての電力が生産されています。さらに余った電力はブラジルに売ることでパラグアイの経済的に大きな割合を占めています。
実際にダムの間近で見学をすることができました。大きな川と森の中にこの巨大なダムを作りあげたという人間の技術の凄さに驚くと同時に、元の住民や自然にも大きな影響を与えたであろうことを想像すると少し複雑な感情も覚えました。ましてやそれが今やパラグアイ経済に欠かせないものであると尚更。
開発における人と自然の在り方を考えさせられる時間でした。非常に学びの深い経験になりました。
 
 
そして夜はこの渡航に最初から同行してくださっているイグアス出身の大西しゅうじさんのお宅でイグアスの青年部の方々と交流会を開催していただきました。美味しい食事とともに青年部の方々から渡航メンバー全員にパラグアイユニフォームをプレゼントしていただきました!本当に感謝しかありません。
そして青年部のみなさんとも食事を通じて仲良くなることができました。普段私たちが生活する日本とは反対側に住む同世代の人達と友達になれるということの不思議さと素晴らしさを実感しています。
 
 
見ず知らずの日本人たちを快く受け入れてもらえていることに感謝しながら残りのイグアスの滞在を楽しみたいと思います。
 
¡Chao!
 
 
鈴木泰輔