【2019年度パラグアイ・ボリビア渡航】活動報告ブログ紹介

初めまして!藤掛洋子研究室所属、都市科学部都市社会共生学科2年の奥亮介と申します。今年度で7回目となるパラグアイ渡航SVプログラム。この度、私が学生を代表して活動の報告をさせていただきます、よろしくお願いします!
 
さて、今年度は、藤掛先生と、学部2年6名、3年1名、4年2名、修士1年1名、修士2年1名の計12名がパラグアイへと向かいました。8月22日に学生が先に日本を飛び立ち、首都アスンシオンでホームステイをしました。それぞれの学生が大変充実した日々をホストファミリーと過ごせたようです。8月26日には先生が合流しました。アスンシオンでは、国会議事堂への訪問、大統領府への訪問、Nihon Gakko大学とアスンシオン国立大学(UNA)との学術交流、小学校での英語教室の開催、JICA訪問、カテウラでの活動等を行いました。アスンシオンから少し離れたイタグアで、パラグアイの伝統工芸品であるニャンドゥティの作り手のもとも訪れました。
 
その後、パラグアイにおける日本人の初めての入植地であるラ・コルメナで活動しました。先生が行っている農村女性の生活改善プロジェクトの現場を見たり、実際に現地の女性とのディスカッションに参加したりしました。専門家の太田旭さんによる栄養の講習も行われました。コルメナでもホームステイを行い、農村の生活にも触れることができました。また、専門家の三好崇弘さんとともに、アグリツーリズムの実践に関する会議も行い、学生はGPSマッピングの技術も用いて積極的に議論に参加しました。

 
 
コルメナの次はカアグアス県のコロネル・オビエドへ向かいました。カアグアス国立大学(UNCA)との学術交流の他、UNCAの学生の家にホームステイをしたり、先生と親睦がある方とお食事をしたりと、中身の濃い日々を過ごしました。9月7日から9月9日には、先生が協力隊の一員であった時代に訪れたサントドミンゴ村でもホームステイを行い、各家庭を訪問したり現地の子どもたちと遊んだりしました。先生が建てた小学校の1つでもあるメルセデス小学校も訪問し、授業を行いました。
 
そして、日系移住地であるイグアスへと旅の拠点は移ります。日本人の移住の歴史に触れ、日系人のアイデンティティなど、非常に多くのことを学ぶことができました。何より、日本語が通じることが私たちにとって心の安らぎとなりました。私の念願であったイタイプダムとイグアスの滝へも行くことができました!
 
イグアスの次には、パラグアイ南東部に位置するピラポへ向かいました。現地の高齢者から移住のお話を聞いたり、小学校で自分の地元の紹介をしたりしました。イグアスとはまた違った空気を持つピラポを感じ取ることができました。ピラポの付近に位置する世界遺産のトリニダ遺跡も訪れました。
 
パラグアイ渡航の最後に、アスンシオンに戻りました。かの有名なカテウラ楽団との交流、楽器の作り手さんのもとへの訪問、カテウラでの生活調査、Nihon Gakkoの小学生とのイタグア・アレグア訪問を行いました。パラグアイとのお別れは本当に名残惜しかったです。
 
現在、私達はボリビアにいます。レネ・モレノ大学との学術交流、サンフアン移住地での活動、サマイパタの訪問を終え、これから首都ラパスへ向かいます。この渡航を通して、毎日が多くの学びであると実感しています。先生をはじめ、この渡航をサポートしてくださったすべての方々に感謝して、帰国後は渡航での学びを形にしていきます。それでは、残りの活動もよろしくお願いします!
 
また、学生は渡航で感じたことを毎日ブログに投稿しています。ブログのリンクを添付するので、ぜひご覧になってください!
https://ameblo.jp/ynu-paraguayteam