木村秀雄先生 退職記念シンポジウム 「生の共鳴、知の協働」(於:東京大学)に参加させて頂きました。

木村秀雄先生 退職記念シンポジウム 「生の共鳴、知の協働」
シンポジウム 14:00-17:50

生の共鳴、知の協働 木村秀雄先生退職記念シンポジウム
“Ayllu” de saberes, resonancia de vivires -Simposio en honor al profesor Hideo Kimura
第一部 ラテンアメリカの文化と社会
藤田 護:慶應義塾大学環境情報学部専任講師 言語人類学(アンデス)
アンデスからアマゾニアを横目に:木村秀雄の神話研究とその先
若林 大我:東京大学等非常勤講師 人類学(アンデス)
アンデス高地牧畜の現在: 生存経済と商業牧畜
芝田 幸一郎:神戸市外国語大学准教授 考古学・人類学(アンデス)
犯人はインカ?クロニスタ?それとも考古学者?古代アンデスの消された○○肉食文化
笛田 千容:政策研究大学院大学 アシスタント・リサーチャー 政治学(中米)
ライフストーリーを聞く:ある元軍人の半生とグアテマラ現代政治
藤掛 洋子:横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授 文化人類学(パラグアイ)
パラグアイにおけるグアラニー文化の「資源化」:グアラニー語と伝統工芸ニャンドティから考える
コメント ・ 木村 秀雄先生
第二部 人間の安全保障と国際協力の現場から
上田 直子:国際協力機構(JICA)青年海外協力隊事務局アジア・大洋州課課長/東京大学HSP博士課程出身
協力隊とソーシャル・キャピタル -感染症対策の現場から-
平岡 久和:長崎大学国際連携研究戦略本部 熱帯医学・グローバルヘルス研究科 准教授
保健医療分野国際協力での「人間の安全保障」の可能性
戸田 隆夫:国際協力機構(JICA)人間開発部長
社会変革における「人間の安全保障」の意義
コメント ・ 木村 秀雄先生
第三部
木村 秀雄先生
クリュタイメストラーとアンティゴネー:王権と秘密の物語
本シンポジウムで藤掛は「パラグアイにおけるグアラニー文化の『資源化』:グアラニー語と伝統工芸ニャンドティから考える」について報告をさせて頂きました

<藤掛の報告概要>
トゥピグアラニ諸語は南米の大言語族で、北はブラジルのアンデス東斜面からアマゾニアにまで分布し、そこが木村秀雄先生の若かりし頃のフィールドである。本報告では、パラグアイにおけるグアラニー語とグアラニー文化と融合したと考えられる伝統工芸ニャンドティ文化の今日的表象について、検討する。
<藤掛洋子プロフィール>
藤掛洋子、お茶の水女子大学大学院博士後期課程修了(博士:学術)。青年海外協力隊パラグアイ派遣、横浜国立大学大学院都市イノベーション研究院教授、専門は文化人類学、開発人類学、パラグアイ地域研究、ジェンダーと開発。主な著書に、『開発援助と人類学―冷戦・蜜月・パートナーシップ―』(共編著、明石書店、2011)、International Handbook of Gender and Poverty:Concepts, Research, Policy(共著、Edward Elgar , 2010)など。特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金代表理事。
 
木村先生との関係は、青年海外協力隊の先輩であり、報告者の研究するトゥピグアラニ諸語は南米の大言語族で、北はブラジルのアンデス東斜面からアマゾニアにまで分布し、そこが木村秀雄先生の若かりし頃のフィールドであり、それを引き継ぐ形で藤掛は研究を行っている。
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先生方と
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