パラグアイ共和国での学生活動レポート Part2

みなさんこんにちは。
藤掛研究室学部3年の久喜淳史です。
 
今回はメルセデス地区で本基金が実施したプロジェクトについてレポートいたします。
 
メルセデス地区では、12回にわたって地区の女性グループを対象にパラグアイ共和国農牧省職員とともにミタイ基金は料理教室を実施いたしました。
 
料理教室の目的は大きく分けて2つあります。
1つ目は「メルセデス地区における栄養バランスの改善」
2つ目は「メルセデス地区の女性の所得向上です」
 
まず、1つ目ですが新着情報でもありましたように、パラグアイ共和国の料理の1つにAsado(アサード)と呼ばれる塊の肉を炭火でじっくり焼き、家族みんなで切り分けて食べる料理があります。
肉の塊は高価なため、アサードは頻繁に食べることができず、日曜日やお祝いごとの日しか食べることができないのですが、このアサードはパラグアイ人みんなの大好物です。
アサードだけでなく、お肉がパラグアイ人は大好きで肉の消費量は南米でトップクラスとなっています。
それに伴いまして、野菜の非摂取量もトップクラスです。
 
野菜を食べないため栄養バランスに偏りが見られ、中年期に入ると多くのパラグアイ人は生活習慣による病気にかかってしまいます。
 
今回の料理教室には多くの女性が参加し、参加率も高く満足したとの声も多く聞かれました。
 
 

栄養講座

 
 
9月にメルセデス地区を訪れる際には、女性グループを対象に料理教室を行うだけでなく、習ったレシピをどれくらい活用できているのかについて調査しようと思っています。