藤掛教授の講演会と地球のステージとコラボレーションによる特別企画!SVパラグアイ・ボリビア渡航帰国報告会を開催します!
【主旨説明】
グローバル化が深化し、地球規模の課題が山積みする中で、社会・ジェンダー課題や格差問題はよりみえにくくなり複雑化しています。大学は、教室内での教育/研究に加え、教室外での学生たちへの学びや気付きを促す仕組みが必要であると多くの方々が指摘しています。私自身、途上国での活動を通し、自己の相対化を経験したことから、私自身の教育のモットーは「答えは現場にある」です。学生たちは、教室と現場を往還することで、自己の相対化や個人と社会、日本と世界の関わりを改めて深く理解できるようになると考えています。横浜国立大学には、「共生社会構築のためのグローバル・スタディーズ・プログラム」があり、その中の一つがパラグアイ渡航で、今年で7年目を迎えました。現地で活動するNPOとも連携し、毎年現地のニーズに合わせ、継続したプログラムと異なるプログラムを実施しています。継続したプログラムは、学生たちによるフェアトレードの実践他であり、今年の新しいプログラムは、地図作りを通じたツーリズムの計画です。加えて、横浜国立大学が展開している「JICA草の根技術協力事業:パラグアイ農村女性の生活改善プロジェクト」の活動サイトにおける学生自身の多様な参与や農村女性の本邦研修の受け入れの一部サポートを通して、国際協力の実践を学ぶプログラムも行ってきました。
この度のジョイント企画では、はじめに、「答えは現場にある~ノートとペンを持って教室の外へ出よう~」と題し、藤掛洋子より『大学における海外体験学習への挑戦』(子島・藤原2017)などを参考にパラグアイ渡航プログラムにどのような社会的意義があるのかを検討した上で、パラグアイにおいて国際協力活動を行ってきた学生たちによる報告とワークショップを行います。その後、桑山紀彦氏による地球のステージを開催し、現場に行くことの意味を会場の皆様と一緒に考えたいと思います。
国際協力や南米に興味のあるゼミ生などにご案内・ご紹介頂けますと幸いです。
どうぞ宜しくお願いお願いいたします。
横浜国立大学 藤掛洋子
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【日時】2019年12月8日(日)13:30~16:00
【場所】神奈川県立地球市民かながわプラザ(あーすぷらざ)
【講演】藤掛洋子教授「答えは現場にある~ノートとペンを持って教室の外へ出よう~」
【学生による発表】
皆川 華野(都市科学部都市社会共生学科2年)「学術交流を通しての学び」
入山 都香(都市科学部都市社会共生学科2年)「ニャンドゥティのフェアトレード」
加藤 仙丈(都市科学部都市社会共生学科2年)「アグリツーリズム」
奥 亮介 (都市科学部都市社会共生学科2年)「カテウラでの音楽交流」
住山 智洋(都市科学部都市社会共生学科2年)「サッカーを通じた教育・支援活動&総括」
コメント カルロス・アバロスパラグアイNihonGakko大学教員/都市イノベーション学府博士前期2年
桑山紀彦氏による地球のステージ
奮ってご参加下さい!
共催:神奈川県立地球市民かながわプラザ(指定管理者:公益社団法人 青年海外協力協会)、横浜国立大学ネクストアーバンラボ
横浜国立大学都市イノベーション研究院/学府・都市科学部藤掛洋子研究室、特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金