8月11日~8月15日の4泊5日で藤掛先生、教育人間科学部人間文化課程2年久保田玲海、田村真奈美、谷口界良、1年林佑紀の5名でフィールドワークを行ってきました。テーマは「地域おこし」。
自然豊かな東北のある町で地域を活性化させるためにどのような活動が行われているのか、そこに住む方々はどのような生活を送っているのかなどを実際に目で見てきました。また、その活動に参加させていただいたり、お話しを聞くことで想いや考え方にまでアンテナを張り、自分たちとは異なった価値観を得ることが出来ました。
周り一面に広がる自然。空気が良く、体の内から浄化されるような感覚を覚えました。ご協力いただいた農家さんの畑で取れた野菜、お米はとても新鮮で美味しかったです。またご紹介してもらった温泉も最高でした。このような現地での実体験によってその土地の素晴らしさを実感し、この素晴らしい魅力をどのように地域おこしに結び付けていくのか深く考えさせられました。
8月13日に行われた地域密着型の花火大会である第28回石鳥谷夢まつりにボランティアとして設営・運営を手伝いました。その中で祭りを運営している方々にインタビュー調査を行いました。一番多く聞かれたのが「みんなが喜んでくれればそれでいい。」の声でした。石鳥谷夢まつりを主に企画・運営しているのは商工会議所の青年部の方々でボランティアという形で活動しているそうです。かなり前から動き出していたそうで、地元に対する熱い 思いが感じられました。
石鳥谷夢まつりに参加する横浜国立大学の学生ということで、TBS系のIBC(岩手放送)に出演させていただきました!
この地域の有力産業は日本酒ということで、酒造見学を行いました。収穫したお米が日本酒になるまでの過程や南部杜氏、銘柄「南部関」の歴史、変遷などを学びました。最後には試飲をさせていただき、お酒を飲める年齢の者が味わっておりました。みな口を揃えて「これほど美味しい日本酒は飲んだことがない。」と言っておりました。
今回参加した2年久保田玲海と田村真奈美は8月25日から藤掛研究室の実習でパラグアイ共和国に渡航しております。石鳥谷での経験を活かして、発展途上国における「生」の生活体験と国際協力・地域開発の実践の裏表を学習すると意気込んでおりました。
ご協力頂いた千葉大学大学院特別研究員佐藤敦先生、花巻市役所石鳥谷総合支所地域振興課様、支所長様、花巻商工会議所石鳥谷支所様、合資会社川村酒造店様、高橋様、中村様、その他にもたくさんの方々にお世話になりました。この場をお借りして、感謝申し上げます。
[文責]横浜国立大学教育人間科学部人間文化課程1年 林佑紀