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2年次からは国際協力スタジオに入り研究を深めるとともに文化人類学や開発人類学、開発学、国際協力、都市科学など関連する様々な科目を履修します。
スタジオ・ゼミの授業の中で調査手法や対象国の歴史・文化や、国際協力や開発援助の理論と実践に関する論文の輪読を行い、より詳細な知識を身につけていきます。
藤掛研究室では「マイノリティの方々の視点を拾い上げたい」 「フィールドワークを通して十分に知られていない人々の生きざまを明らかにしたい」 といった意欲を持つ学生たちが切磋琢磨しながら研究を行っています。
実際にフィールドに出て、そこで暮らす人々に寄り添い、声なき声を拾うこと、 本を読んだだけでは得られない経験をすることで 実践知を獲得して都市への理解と広い視野を持って社会で活躍するための力を身につけていくことができます。
わたしたちの”現場”
本研究室では藤掛の主たる研究・実践対象地域であるパラグアイを中心に、近隣国のボリビア・ブラジルへも渡航実績があります。
フィールドワークの場として各地域に足を運び、学生たちは個々の研究や、研究室での継続的なプロジェクトを行っています。
パラグアイ渡航に参加されない学生の中には、アフリカ・インド・フィリピンなど、南米以外の国での研究・実践を行った実績もあります。
もちろん、日本においてもジェンダーや地域発展に関してなど幅広い研究内容で活動を行っており、学生ごとに関心のあるテーマ・フィールドでの研究が可能です。
学びの流れ
本研究室では学生たちがさまざまな研究テーマに取り組んでいますが、ここでは『横浜国立大学グローバル・スタディーズ・プログラム:ショートビジットプログラムパラグアイ(以下、SVパラグアイ渡航)パラグアイ渡航』を例に、入学からの活動をご紹介します。
1年次にはカリキュラムの中から幅広い分野の知識を習得しながら、パラグアイの歴史・文化・開発・経済・ジェンダーや先住民族の言語:グアラニー語(サバイバル)など基礎を学んでゆきます。
SVパラグアイ渡航と連動した科目となっている『パラグアイ事情』を学ぶことで、現地でフィールド実践をするための企画力、フィールド調査の基礎、PCM基礎力を習得し、渡航した際にそれらを運用することができるようになります。
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2年次からは国際協力スタジオに入り研究を深めるとともに文化人類学や開発人類学、開発学、国際協力、都市科学など関連する様々な科目を履修します。
スタジオ・ゼミの授業の中で調査手法や対象国の歴史・文化や、国際協力や開発援助の理論と実践に関する論文の輪読を行い、より詳細な知識を身につけていきます。
4月から渡航準備が始まります。
現地でどのようなことがしたいのか、渡航予定メンバーで意見を出し合いプロジェクト内容を決定していきます。
その後、プロジェクトが実現可能なのか、費用をどこから捻出するのか、といった細かな部分まで何度も話し合い、文献を読み込み、プロジェクト実現に向けて作り込んでいきます。
いよいよ36日間にわたるパラグアイ渡航がスタート。
長時間のフライトを経て、無事にパラグアイへ到着すると、これからお世話になる方々に暖かく迎えられました。
本プログラムでは現地の生活を体験するため市街地や農村・日系移民のお宅でホームステイをおこないます。
観光地に連れて行ってもらったり、ホストファミリーのお宅でアサード(現地のBBQのようなもの)を食べたり、地域に伝わる料理の調理方法などを教るなど、現地の暮らしに習い、人々とコミュニケーションを取ってゆくことで、異文化を理解していきます。
渡航前に計画・準備をしていたプロジェクトを実施していきます。
現地小学校を訪問した際には、子どもたちに料理教室やリコーダー・ピアニカの演奏方法を教えたり、折り紙やサッカーなどのアクティビティを通して様々な学びの機会を作り出し、楽しみながら交流をしています。
必ずしも思い描いた通りの結果にならず苦い想いをする事もありますが、その経験こそ現場でしか得られない成果だと考えています。
パラグアイのラ・コルメナという日系移住地で、JICA草の根技術プロジェクトである「パラグアイにおける農村女性の生活改善プロジェクト」の活動を見学。
訪問時にはプロジェクト対象者の女性たちや学生も交わったワークショップが行われました。
ワークショップの内容は、身近な社会問題や経済的課題について考え、その問題の解決に対して必要なコストを計算するというもの。
特定非営利活動法人ミタイ・ミタクニャイ子ども基金の活動の一環としてパラグアイの伝統工芸品であるニャンドゥティを日本で販売し、その収益をパラグアイの社会活動に還元するフェアトレードの活動を行っています。
パラグアイ渡航時には商品の買い付けの他、ニャンドゥティの販売店や作り手さんにインタビューを行ったり、販売の状況について詳しい話をヒアリングし、制作から販売までの過程での問題点の洗い出しや解決方法を探ります。
本渡航ではパラグアイ・ブラジル・ボリビアの日系移住地を訪問します。日系移民の方々のご自宅でホームステイをしたり、同世代の方々と日本の歌や踊り・スポーツ・食事などを通じて交流をしてきました。
コミュニケーションをとっていく中で、それぞれの世代での自身のアイデンティティや想いを伺い知ることができました。
学術交流会協定を結ぶアスンシオン国立大学やNIHON GAKKO大学を訪問し、学術報告会を行います。
参加した学生は事前に準備をしたプレゼンテーションを全てスペイン語で説明します。
その後の交流会では、横浜国立大学の学生は盆踊りなどの日本伝統的なの踊り披露しました。アスンシオン国立大学とNihon Gakko大学の学生からは伝統的なダンスを披露してもらい、異文化理解も深められました。
帰国後、横浜国立大学においてSVパラグアイ渡航帰国報告会を行います。
このプログラムを通して現地で体験し、学び、感じたこと、今後どのように研究に生かしていくのかを発表します。
大学生活・藤掛研究室について
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そして自分の生きる道、すなわち 「私は何をしたいのか、どう生きるべきか」を 模索して下さい。
フィールドでも是非一緒に語り合いましょう。 いつも応援しています。